吃音症の発症原因は現代医学でも解明が難しい分野です。治療となると言語療法が主体になり、根本的な解決にはならないことが殆どです。

鍼灸では発語に必要な身体機能の活性化や吃音症状が出る際に凝り固まってしまう首や肩の筋肉や皮膚をリラックスさせることにより、身体の奥底に溜まっている疲労やストレスを取り除きます。

治癒過程として下記のような自覚変化が見られることがあります。

☆詰まりの時間的感覚が短くなる

☆詰まる時の喉や胸の苦しさが軽減される

こうした僅かな変化から吃音症改善への道筋が見えてくるのです。

症状の変化は当事者だけでなく、親御さまやご家族内でも…

「話すときの苦しそうな表情が無くなった。」

「自分から会話に参加することが増えた。」などといったことが見受けられます。

「個性」として受け入れるには、症状の重症度によってそれ相応の覚悟と勇気が必要です。しかし「スムーズに話せる時が増えた」「詰まる時の苦しさが減った」といった、自信が湧くような経験があれば「個性」として受け入れることのハードルも低くなると思うのです。

どうか諦めずに。

皆様の人生がより輝くよう鍼灸で伴走させてください。