小児はりとは？

小児はりは日本で独自に編み出された施術方法です。大人の鍼治療とは異なり、皮膚を優しく刺激するだけなので、痛みや怖さがなく、赤ちゃんや幼児でも安心して受けられます。

当院で使用する小児鍼は「大師流小児鍼」といい、鋼鉄製で焼が入っています。

この鍼を使い「羽毛で撫でられるような」心地良い刺激を施します。

小児はりがアトピー性皮膚炎に適している理由

1. かゆみを和らげる
   小児はりは自律神経を整え、皮膚のかゆみを軽減する効果が期待できます。かゆみが和らぐことで、掻きむしりを防ぎ、症状の悪化を防ぎます。

2. 皮膚のバリア機能を高める
   鍼の心地よい刺激によって血流が良くなり、皮膚のターンオーバー（新陳代謝）が促進されます。これにより、皮膚のバリア機能が改善し、皮膚炎の症状が和らぐことが期待できます。

3. ストレスを軽減し、睡眠を改善する

4. アトピー性皮膚炎のお子さんは、かゆみのせいで夜ぐっすり眠れないことがあります。小児はりにより質の良い睡眠を促します。睡眠の質が上がると、かゆみも抑えられ、回復しやすくなります。

5. 薬に頼りすぎずにケアできる
   ステロイドや保湿剤だけでは改善が難しい場合、小児はりを併用することで、より自然な形で症状を和らげることが可能です。もちろん、医師と相談しながら並行して行うことが大切です。

6. どのくらいの頻度で通うと良いか？

症状の程度にもよりますが、皮膚炎の程度が軽度になるまでは週1～2回の施術がおすすめです。症状が落ち着いてきたら、月に1回程度のメンテナンスとして続けると環境の変化に伴う再発などの心配がありません。

小児はりの効用については下記ご参照ください！